気がつけばもう5月も終わり、あと2日で6月を迎えます。ブログが滞ってしまいました…

その間に、日本尺八演奏家ネットワーク(JSPN)の公演と、WASABI 10th Anniversary Live、2つの公演がありました。公演を実施することがまだまだ困難な中で、舞台に立てたことはとても幸せなことでした。JSPNは無観客での収録公演となりましたが、WASABIは客席数50%に制限ながら「完売!」の状態での実に16ヶ月ぶりの主催公演で、嬉しさもひとしおでした。

そもそも今年の1月に予定されていた10周年コンサートですが、昨年の最初の緊急事態宣言から通常の活動が困難になり、夏頃からYouTubeでの配信でファンの皆さんに近況などをお届けしていました。秋頃から次第に状況も良くなり、少しづつ感染対策をしながら、学校公演など舞台でのパフォーマンスも可能になっておりましたが、冬を迎えて再度感染が広がり、今年1/26に予定していた10th Liveは延期せざるを得なくなりました。ただ、そのような状況の中で本当にありがたいことに、お手元のチケットをそのままお持ちになり、キャンセルもせずに多くのお客様が今月のコンサートに駆けつけてくださいました。そういったお客様の思いに満ちた空間のステージに上がっていく一歩一歩、そして一つ目の音を発する瞬間は、これまで味わったことのない嬉しさ、喜び、幸福感でした。客席も声を発したりできない状況で皆さん窮屈だったと思いますが、逆に静かにじっくりとお聴きいただけたのではと、違った形でお楽しみいただけてたら幸せです。

社会は以前の形には戻らないと思いますが、逆に新たな形がより良い社会を生み出し、私たちの活動も新しい社会の中でしっかりと立てるよう頑張っていきたいと思います。11年目、12年目、そして15年目を楽しみに、光へと進んで行きましょう!